都市の景観向上と自然災害に備えて、
最上建工は40年以上、「無電柱化事業」に取り組んでいます。
今、東京都ばかりでなく国をあげて取り組まれている「無電柱化」。
電線類を地中に埋設し、電柱を撤去することによるメリットははかりしれません。
まず、電柱や電線が視界からなくなることで、景観がすっきりと美しくなります。電柱は道路上では視界をふさいだり通行の障害物にもなるので、これらがなくなれば事故の減少に役立ちます。
次に、近年ますます激甚化する自然災害に対する備えの意味もあります。台風や地震により電柱が道路や民家の上に倒れたショッキングな報道写真を見ることが増えました。倒れれば、電柱そのものが凶器となり、通行を妨げてしまいます。
無電柱化工事で地中化された電線は災害に非常に強く、簡単に切れたり折れたりすることはありません。激甚化する自然災害に立ち向かうには、むしろ無電柱化が必要と言えます。
「無電柱化」は、ただ電柱を撤去して電線を埋めれば良いというものではありません。地下にもともとある構造物を壊すことなく、電気を送る太いケーブルを傷つけない管路をしっかりと構築すること。そして埋設した管が古くなれば整備・補修する。これらは、地上の工事とは異なる専門的で高い技術力が求められます。
最上建工は「無電柱化」に40年以上取り組んでおり、この道のプロ集団と自負しています。私たちが請け負う無電柱化工事は、東京都や大手電力会社から発注される重大なもの。何万人もの人々の暮らしに影響するだけに、大きな責任感をもって工事にあたっています。